セカンド洗面のススメ~洗面所以外に洗面を増設するメリット~

2019.06.25

2021.2.1 更新

 

「セカンド洗面」という言葉をどこかで聞いたことはありますか。


セカンド洗面とは、洗面所とは別に玄関や廊下などに設置される2台目の洗面のことを言います。


さらに、最近ではこまめな手洗いの習慣が重要になりましたので、セカンド洗面の需要が増えています。

 

 

生活動線上に水まわりがきちんとあると生活がスムーズに運び、毎日の生活がより快適になります。

 

 

そこで今回は、最近増えている「セカンド洗面」について、
そのメリットや実際に設置する場所などについてお話したいと思います。

 

【目次】

1:水まわりの歴史

2:セカンド洗面を設置するメリット

3:セカンド洗面を設置する場所についての効用・提案

3-1:洗面の無い階のホールに設置する

3-2:ベッドルームに設置する

3-3:リビングに設置する

3-4:玄関ホールに設置する

4:セカンド洗面に合う家具

5:セカンド洗面に合うデザイン水栓

6:衛生陶器以外の洗面器

 

 

1:水まわりの歴史

まずは、水まわりの歴史から見ていきたいと思います。
昔の日本の建築物は、木・土・藁・草・紙などで出来ており、
多湿な日本においてこの建築物を水や湿気から守ることが課題とされていました。


そこで、炊事場は裏手の土間、トイレやお風呂は別棟に配置されていました。


近代になっても、水まわりは建築工事の合理化で一カ所にまとめられてしまい、本来生活動線の各所にあってしかるべき「水」が、生活動線にそぐわないかたちで配置されております。

 

 

2:セカンド洗面を設置するメリット

本来、人が生活をする上で必要な「水」が生活動線の適所にあると
より快適な生活を送ることができます。
それでは、具体的に水まわりが適所にある事で得られるメリットを見ていきましょう。

 

 

洗面所の混雑が緩和する

セカンド洗面を設置する上での大きなメリットのひとつは、
家族みんなが1台の洗面台を奪い合わなくて済むということです。
朝の時間帯は家族の使用タイミングが一緒になりやすいので、
慌ただしく準備をすることが多く、これは無意識のうちにストレスになります。
セカンド洗面があれば、分散して洗面台を使用できるので、
朝の時間もスムーズに身支度をすることができ、心に余裕が生まれますね。

無駄な導線を減らせる

洗面の無い階にセカンド洗面を設置すれば、
わざわざ洗面室まで行かなくても手を洗う事ができたり、

植物の水やりや、加湿器への水の補充が出来るなど、
家の中での無駄な動線を減らすこともできます。
水掃除の度にいっぱいに汲んだ重たいバケツを持って
他の階に行ったりしなくて済むので、水掃除も楽になります。
些細なことのようですが、毎日の少しずつの積み重ねが
生活においては大きな余裕へと繋がります。

手洗いの習慣がつく

玄関ホールに設置すれば、帰宅後すぐに手を洗うことが出来るので、
手洗いの習慣をつけることができます。インフルエンザなどが流行っている場合は特に、
家の中にウィルスを持ち込まずに済むので、助かります。
また、鏡も設置すればお出掛け前の身だしなみチェックも出来ます。

お客様用洗面となる

セカンド洗面は、来客時にお客様をプライベートな空間である
お風呂場と接する洗面室へ案内せずに手を洗ってもらえたり、
お客様が宿泊する際には、お客様用の洗面として使って頂く事もできます。

 

以上、セカンド洗面を設置することで得られるメリットはたくさんあります。
建築工事の合理化で一カ所にまとめられてしまった水まわりですが、
人の生活に沿った生活動線上に水まわりを設置する事は、さほど難しくありません。

マンションなどの床は、「二重床」と言い、床下にスペースがある場合があります。
躯体のコンクリートの上に下地を組み、その上に仕上げ材を貼ってある状態です。
この場合、床下のスペースを利用して配管を移動させることが出来ます。

一方、「直床」と言い、床下にスペースがなく、躯体のコンクリートの上にそのまま仕上げ材を貼ってある場合もあります。
この場合、現在の水まわりの位置と移動位置までの床を上げて、床下に配管用のスペースを作る必要があります。

 

 

3:セカンド洗面を設置する場所についての効用・提案

セカンド洗面を設置する場合は、誰が・いつ・何のために使用するのか、設置する目的をはっきりさせること、
毎日の生活の動きに合わせて、ベストな場所、デザインを考えることが大切です。
また、洗面ボウルの大きさや水栓の機能、収納スペースなども、手を洗うためだけか、
洗顔や歯磨きもするのか、バケツなども使うのかによって異なってきますので、
そういった洗面を構成する要素を検討する事も使用する際の更なる満足感に繋がります。

それでは、以下からは具体的に設置する場所別にそのメリット等を見ていきましょう。

 

 

3-1:洗面の無い階のホールに設置する

メイン洗面の無い階のホールにセカンド洗面を設置するケースも多くあります。
加湿器に水を補給する際や水掃除をする際、植物への水やり、
また花瓶の水換えの際
などに重宝します。
水が必要な度にいちいち階段を行き来する必要がなくなる事は
家事をする上でとても助かります。

また最近ではタンクレストイレの家庭も多くあり、
トイレを出たホールに洗面台があるとトイレの後、手をしっかりと洗えるというメリットがあります。
狭いトイレ内にある手洗い器では水ハネしたり、
小さなお子様や高齢者には手が洗いにくい面もあり、トイレの横に洗面台があればとても便利です。

また、居室に近い場所に設置すると、お客様が宿泊する際の洗面、ハミガキの場所として使っていただくことも可能です。

 

 

3-2:ベッドルームに設置する

意外かもしれませんが、ベッドルームに洗面台を設置するケースも少なくありません。
夜、落ち着くベッドルームでゆっくりフェイスやボディケアの時間を持つことができたり、
朝の忙しい時間に身支度の為、込み合う洗面室へ行ったり来たりする必要がなくなります。

また、幼いお子さんと一緒に寝ているという場合、
寝る間際にのどが渇いたと言われた際にもベッドルームのセカンド洗面は役立ちます。

さらに、体調がすぐれないことがある場合や在宅での介護などでは、個室内に洗面台があると非常に助かります。

また、ベッドルームに洗面台を設置する場合、設備機器というよりも
家具のようなデザインでインテリアに合わせて取り入れることでホテルライクな空間にすることも可能です。

 

 

3-3:リビングに設置する

リビングに洗面化粧台…!? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
リビングルームに “洗面手洗い機能のある家具” がある というとイメージがし易いかと思います。

一日の大半を過ごすリビング、例えばお絵かきや生け花などで水を使いたい場合、
食べ物を扱うキッチンではなく、リビングに水まわりがあると衛生的ですし、
動線が短くなるので、水をこぼす確率も低くなりますね。

また、化粧水や美容液を馴染ませるその時間、リビングに居ながらできるのでTVを見たり、
好きな音楽を聴きながら快適に有効的に美容時間を過ごす事ができます。

さらに、来客時にお客様が手を洗いたい時など、
お客様を洗面室までお連れせずに、スマートにご案内できます。

リビングに設置する洗面化粧台の場合、見せる収納の要素を取り入れると
家具のようにインテリアとしても空間を演出してくれます。

セカンド洗面を設置することで“おしゃれに気持ち良く暮らしたい”という
希望を叶えるポイントがたくさんあります。

 

 

3-4:玄関ホールに設置する

玄関ホールに洗面化粧台!?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
いわゆるユニット型の洗面化粧台ではなく、
カウンターに洗面ボウルが乗った手洗い器を想像して頂くと、イメージし易いかと思います。
玄関ホールに手洗い器を設置することで想像以上に快適な住空間を手に入れることが出来ます。

例えば、遊び帰りのお子様や、風邪が流行っている時期に、
玄関で手洗いうがいが出来れば、室内に菌を持ち込むことはありません。

また、来客者が手を洗いたい場合、プライベート空間である浴室横の洗面化粧台にご案内しなくても、
玄関に手洗い器があればそこをお客様用として使用することが出来ます。
このように玄関ホールに手洗い器を設置することで、
無意識に不便だと感じていたことがクリアになり、快適な導線で生活をすることが出来ます。洗面は閉ざされた洗面所だけにとどまらず
フレキシブルな発想でオープンに設置すると、使用する際の自由度も上がります。


 

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4:セカンド洗面に合う家具

セカンド洗面スペースは住宅の中で限られたスペースになると思いますので、
規格品の家具調洗面化粧台より
そのスペースに応じてオーダーすれば
スペースを有効活用できます。

 

スペースが用意できない場合、玄関収納に手洗い器を組み込む事で、
限られたスペースに手洗い器を設置する事が出来、またすっきりとしたデザインの統一化が可能です。
玄関ホール空間に合う、家具、洗面器や洗面ボールを選択する事をお勧めします。

 

 

アイキャッチとして、あえて手洗い器をメイン導線の正面に設置し、
手洗い器機能だけでなくオブジェとしや壁面間接照明としての機能を持たせてはいかがでしょうか?
玄関ホールの中心になりますので、圧迫感の無い様に壁面に埋め込んだり、
置き家具としたり空間全体に合うデザインでオーダーする事をお勧めします。

 

 

 

玄関ホール設置の共通利点

・帰宅後の手洗い、うがいの習慣がつく

・目にとまる場所なので、自然と洗面を綺麗に保つようになる。

・鏡があると出かける前の最終チェックができる

・来客者用の手洗い場となる

・外の植物に水をあげる時に便利

など

 

 

5:セカンド洗面に合うデザイン水栓

ここまでインテリアに溶け込む様々な洗面をご紹介しましたが、
洗面化粧台を構成する要素の大切なひとつ、“水栓”についてもご紹介したいと思います。
せっかくインテリアに溶け込む様な洗面にしたのに、水栓がよくあるクロームメッキの水栓では台無しです。

洗面家具同様、水栓もインテリアに溶け込むデザイン水栓を採用するのがおすすめです。

cye


インダストリアルな要素をシンプルな機能とデザインに再編集した
レトロでモダンな水栓。

 

 

 SUTTO


隔てるものが何も無い美しいフォルム。
余計な動きはなく、必要な動きには満足に応じるシンプルでいながら
機能的で凛とした存在感を保つ水栓。

 

 

MONOTON


物と、心と。がコンセプトの水栓。
優しいフォルムが使う人の心にスッと寄り添う優しいデザイン。

 

 

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一見、水栓が無いように見えるデザインは、
壁に付けられたボックスに水栓が埋め込まれたデザイン。

 

 

6:衛生陶器以外の洗面器

洗面器はいわゆる白い衛生陶器以外にも陶器やガラス、石、木など様々な種類があります。

せっかくインテリアに馴染むセカンド洗面を設置するなら、
デザインテイストに合う洗面器を選びたいですね。

 

この様に、水まわりをこれまでの概念ではなく、
自由な発想で設置することで生活の快適性は各段にアップします。
実際に年々セカンド洗面を設置するケースは増えてきており、
またその満足度は非常に高くなっています。

 

WAILEAでは水まわり空間の設計、コーディネートを承っておりますのでお気軽にご相談下さいませ。


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