スッキリ綺麗に!〜オーダー造作洗面化粧台の収納あれこれ〜
洗面所スペースは、家族みんなが毎日、顔を洗ったり歯を磨いたり、人によってはお化粧したり、家族皆にとって欠かせないスペースです。
▽下記記事も併せてご覧ください。
また、洗濯などの家事スペースでもあります。家族みんなが使用し多機用途での使用スペースなので、様々なものを置きますのでどうしても物があふれがちで収納法も難しく洗面所収納について悩んでおられる方も多いのではないでしょか?
洗面所スペース収納といっても、
①洗面化粧台や壁面収納の家具の収納スペース
②洗面化粧台や壁面収納の家具の以外小物等を利用した収納法
これは、2つのアプローチがあるのですが、今回は前者の洗面化粧台家具の収納スペースについて詳しくお話したいと思います。後者の収納法についての記事は下記記事をご覧ください。
▽詳しい内容はこちらのコラムをご覧ください
【目次】
引き出し収納
開き戸収納
スライド扉収納
オープン収納
その他
タオル
ごみ箱
ティッシュペーパー
脱衣カゴ
ドライヤーや充電式かみそり等電気コンセントが付いている物
ヘルスメーター
アクセサリーや眼鏡等の小物類
掃除道具
3:洗面化粧台選びはまず、洗面室に置く物をピックアップから!
1:収納の種類
大きくわけて 下記5つの収納パターンがあります。
・引き出し収納
写真のように引き出しになっている収納で、収納スペースを前に引き出せるので上から物を取り出す事ができ整理整頓しやすく使い勝手もいいです。特に収納家具の奥行が450以上ある場合は開き戸収納では奥の物が取りいくいので、この引き出し収納にしたほうがいいです。収納部の有効高さは 主に衣類やタイルを収納し、キッチンとは違い、背の高い物を収納する事はあまりないかと思いますのでH=150~200が収納しやすく使いやすいかと思います。
但し、化粧品やヘアブラシなどの小物を収納したい場合はH=150~200ですと無駄なスペースができてしまい整理もしにくいですので H=50~80程度の浅い引き出しを設置しさらに物を小分けにするトレー等も設置するとスッキリきれいに収納できます。
このような小物の収納に便利な浅型の引き出し収納ですが、設置できない場合は、引き出し収納や開き戸収納の中に写真のような小物入れを設置する事が代替もできます。
他にも、このような横長で深さが浅い引き出し収納とは別に縦長で内部に棚がついているスライドラックという収納もあります。
よくキッチンのコンロ横スペースに設置されていて調味料などを置くのに便利なスライドラック収納と同じで、洗面台においては、瓶などのアメニティを置くのに適してします。収納付鏡がある場合はそこにそれらアメニティ関係を収納できるのでいいのですが、収納なしの固定鏡である場合などにはこういった収納を設置すると収納に困りません。
同じようなタイプで中にタオルや雑巾などかけれるタイプもあります。
引き出しの有効寸法について
引き出し収納の有効寸法の出し方ですがまずキャビネットの奥行きに対してレールの長さがあります。レールの長さはだいたい50mm刻みでありますのでキャビネットの奥行きが500だった場合、キャビネットの背板20mmを引いて450のレールが適切と言えます。
中の箱(レールが付く箱)にも背板が必要なので450-20で奥行きは最大有効寸法(奥行)=430となります。
また、高さですが底板から28.5mm浮かせたところに中の箱の底板がきますので例えば扉の高さが460であった場合460-(天板20+隙間28.5+箱底板16+底板20)という計算になり最大有効寸法(高さ)は375.5となります。
次に有効幅ですが、レールが約21mmの幅がありますので扉の幅が500であった場合、500-(側板20+レール42+側板20)となりますので最大有効寸法(幅)は418となります。
引き出しが2段や3段になった場合、扉の高さが全て一緒でも有効寸法は違ってきます。
扉の高さは3段とも460ですが、一番上の引き出しは、上には天板と戸当たりがあり下にも戸当たりがありますので460-(天板20+上の戸当たり40+下の戸当たり8+隙間28.5+底板16)で最大有効寸法(高さ)は347.5となります。
真ん中の引き出しは上下に戸当たりがありますので460-(上の戸当たり8+下の戸当たり8+隙間28.5+底板16)で最大有効寸法(高さ)は399.5となります。
一番下の引き出しはキャビネットの底板がありますので460-(上の戸当たり8+隙間28.5+底板16+箱底板20)で最大有効寸法(高さ)は387.5となります。扉の高さを同じにしても有効寸法は変わりますので注意が必要です。
取手について
引き出し収納に限らず開き戸収納でも同じですが、扉を前に引きだすためには、手でもつ取手が必要になってきますが、シンプルに金物の取手などつけたくない場合は 扉の端部形状がJ型になっている扉やテーパー使用すれば取手レスになってスッキリします。テーパー取手扉はJ型取っ手扉にくらべて内部収納の有効高さが少なくなりますので、特にデザイン的にどちらでもよければ有効高さをかせげるJ型取手をお勧めします。
また、逆にアクセントとして金物取手をつける場合は様々なデザインの取手を選ぶ事ができますし、タオル掛けを兼ねた横長の取手を設置するのも手です。
J型取手扉や金物取手を付けないで、扉をプッシュしたら前に出てくるプッシュ式引き出しレールや開き戸というのもありますが、あまりお勧めしません。洗面所は濡れた手で触る事が多いので極力扉の面部分ではなく、端部や取って部分を触る様にしたほうが、汚れ防止になるからです。
この様に整理しやすく使い勝手が良い引き出し収納ですが、開き戸収納にくらべてデメリットもあります。
まず内部の引き出される収納部分の箱や金物のレールは必要なのでコスト高になります。また。それらがスペースを取るので内部有効収納容量は少なくなります。特に洗面器の下部分には排水トラップがきますので、そのためのスペースを確保するために引き出し箱を切り欠く必要があるので特に注意が必要です。
・開き戸収納
扉を開けて使う収納で扉(高さ方向)を小分けにするのでなく、高さのある扉にして、中に可動棚を設置してそれぞれ棚の有効高さを変えるなど柔軟維対応できます。引き出し収納とちがって内部の引き出し箱やレールが必要ないので、収納有効容量が最大限とれてコストも引き出し収納に比べて安いです。
収納キャビネットの奥行は最大でも450以下の場合にお勧めします。
(但し洗面化粧台下などそもそも洗面台奥行が500~600の場合で下部に開き戸収納を設置したい場合はその限りではありません。また下部に開き戸収納を設置したほうがいい場合もあります。後述)扉を開けて手前からアクセスするので奥行450以上だと奥のものが取り出しにくいからです。奥行のある場合でも下記写真のような収納システム金物を設置すると、奥行がある場合で開き戸収納でも、使いやすく綺麗に収納する事ができます。
小分けの引き出しがたくさん欲しいが見た目スッキリとさせたい場合は、高さのある開き戸扉にして内部に引き出しを設置したり、また家具で引き出しを設置するのではく、内部に収納カゴをいれてカゴごと取り出して収納物を取る方法もあります。この方法だと奥行があるキャビネットの場合でも籠を前後2列に設置して、普段取り出さない消耗品のストック等を収納し手前には頻繁にしようする物を収納する等すれば、スペースを有効利用できます。
洗面カウンター下部キャビネットに開き戸収納と引き出し収納を組み合わせる場合は洗面器下部部分に開き戸収納を配置する事をお勧めします。洗面器の下には排水トラップがありますので、引き出し収納にすると内部を切り欠く必要がありさらに収納有効容積が減ってしまいますので。掃除用具やアメニティのストックなど頻繁に使用しないものであれば、トラップまわりの置くに収納してもさほど問題ないですし、スペースを有効利用できます。
このように開き戸収納はコストが安く容量も最大限とれて、内部に可動棚を設置するなど収納物の大きさに対して対応力がある代わりに奥行がある場合は置くの物が取りだしにくいというデメリットがありますが、内部にカゴを置くなどして対応できますので、使用者の工夫や使い方に柔軟に対応できる収納タイプと言えます。
開き戸の有効寸法について
開き戸は扉の後ろに戸当たりが必要なので箱のサイズ分、有効が取れるというわけではありません。箱のサイズがD=450 H=460だとすると戸当たりがD=20 H=40なのでD=450-20 H=460-40 が最大有効寸法となります。
また、扉の開閉に使う丁番という部材が付きますので上記寸法がぴったり取れるわけでもありません。
丁番のメーカーや種類にもよりますが、図面上のものは丁番W=33なので箱W=450だとするとW=450-33が有効寸法となります。しかし、最大限に有効を取りたい場合出っ張りのでない丁番もありますので、そのようなものを選ぶ必要があります。
このような完全に埋め込んでいるものでしたら出っ張りが出ないので幅に関しては最大有効寸法を取ることが出来ます。(オートクローズ機能のないものも多いので機能性も重視して考えることをおすすめします。)
・スライド扉収納
基本的に開き戸収納と収納タイプのメリット・デメリットは同じで扉は前に開くか横にスライドするかの違いになります。洗面室の収納ですとあまり問題にならないのですが、下記事例のトイレ内手洗いキャビネットのように前に扉を開けるスペースがな場合や、開けっ放しにして常時使用する(閉めたい時にだけ締める)等の場合には有効です。
また、そういった場合以外の積極的な使い方としてオープン収納とスライド収納の組み合わせで扉を一枚だけにして、半分はオープンにしてディスプレイも兼ねて見せたい小物などはこちらで見せて半分は隠す収納にしたい場合などです。
もう一つの使い方として、鏡扉収納のような奥行の浅い収納は壁に埋め込んしまい、その扉として持ち出し式スライドレールでスライド式鏡扉を設置すれば、見た目鏡だけでに見えますが扉を横にスライドさせれば内部に収納があるといったデザインにもできます。注意点として扉をスライドさせるスペースを確保しないといけません。
・オープン収納
オープン収納とは文字通りオープンな棚で開き戸扉やスライド扉はついていない収納です。すぐ使えるようにタオル置き場としての収納スペースにしたり、ディスプレイも兼ねて見せたい小物などを置くスペースとして有効です。
コスト的に言えば、開き戸収納と比べて扉や丁番が必要ないので、開き戸収納から単に扉だけをなくしたら勿論コストは安いです。但し、一般的に収納家具の素材は扉に関しては傷が付きにくいメラミン化粧板や、天然木の風合いを出すために突板塗装扉等を使用しますが、内部はコストを抑えるために、単色白のポリ合板やシート合板を使用している場合が多いです。その場合、そのまま扉だけを無くしてオープン収納にすると、通常見えないからとコストを抑えるために使用している単色白のポリ合板が見えてくる事になりあまり意匠的に綺麗ではありません。そこで耐久性や意匠性のある素材(メラミン化粧板や突板塗装仕上げ)にすると逆にコストがあがってくるという事になりかねないので注意が必要です。
また、開き戸収納の項目でも言いましたがオープン棚だけにして、そこにカゴをいれて小分けにした収納スペースをつくるという収納もあります。この場合それほどオープン棚が目立たないので、安い素材(単色白ポリ合板など)を使用してもそんなに見た目がチープになる事はないです。むしろその場合、置くカゴに拘るのが良いかもしれません。
・その他
収納タイプについては上記4パターンなのですが、その他収納について知っておくと良い事についてお話します。
洗面化粧台キャビネットは浮かせよう
収納容量を増やすために、床から全部収納にしてしまう事がほとんどですが、スペースに余裕があれば床から150~350mm程度浮かせてキャビネットを設置するのをお勧めします。理由は、洗面室は狭い空間ですが、キャビネットが床から浮いていると、床面が広く見え空間を広く感じるからです。
収納容量の関係によりますが、150mm程度床から浮かせるだけでも大分違います。また思い切って350mm程度浮かしてしまえば、臨時的に洗濯カゴ等を置くスペースとしても利用できます。
コーナーを有効活用しよう
・L型の収納が壁面を背負っていない場合
キッチンなどでよくあるパターンですが、コーナー側に壁面が無い場合は収納取り出しの方向を変えることで、スムーズに物の出し入れができます。
・L型の収納が壁面を背負っている場合①
コーナー部分を開き扉にし奥の物を取り出しやすくします。
・L型の収納が壁面を背負っている場合②
収納内部にコーナー用の回転板を設置することで、奥の物をスムーズに取り出すことができます。
よく使うアメニティ等を置く棚の設置
扉付の収納ほどではなく、奥行D=100mm程度のコップや歯ブラシ等を置く棚があると便利です。それらの物は洗面カウンター面においても良いのですが、洗面カウンター面はどうしても水で濡れてしまいカウンターを掃除する際にはよけないといけないので不便です。ですので洗面カウンターより少し高い位置に小物を置く棚などあると便利です。もともと棚として商品化しているものもあります。各種メーカーから素材も金物からガラス等様々なものがでています。
注意点として、あとから棚を追加するにしても、棚自体のデザインはよくても、全体の洗面化粧台のデザイン、洗面室の雰囲気に合あったものを選択しないとそこだけ浮いてしまう事があるという事です。ですので、こういった棚を設置する場合は予め設置するかいなか考えて全体のデザインを考えて位置、サイズ、デザインを決める事をお勧めします。また、こういった規格商品化された棚ではなく、木や人造大理石、ガラス等で造作でオリジナルに棚をつくってしまう事でもできます。ここれだと洗面化粧台の雰囲気にあったものが出来ます。
洗面化粧台横に人工大理石で棚を設けた例。ガラス貼のシャワーブースで空間を連続させるためにシャワーブース内にも突き抜けて棚を設置。水に濡れるので人工大理石で棚を作成。
壁面に設置するコップやソープディスペンサー
棚を設置するまでもなく、コップや歯ブラシ、ソープディスペンサーを壁面に設置するタイプもあります。
タオル掛け
手拭き用としてつねに使える状態でタオルを置くタオル掛けが必須です。これも種メーカーから素材も金物からガラス等様々なものが出ていますので洗面所空間にあったものを選択してください。
またこれらのタオル掛けのように建築壁面に設置するのでなく、洗面キャビネットに設置して手元付近に設置する事もありますし、扉の取っ手を兼ねたタオル掛けにするという方法もあります。
2:収納する物による最適な収納は?
収納するアイテムによって、どこに収納すべきなのか、見せる収納・隠す収納等々、用途や使う頻度によっても異なってくるでしょう。次に洗面化粧台によく置かれるアイテムの収納方法を見ていきましょう。
タオル
一番使うといってもいいタオルは、取りやすい場所に置いておけばとても便利です。色やサイズを揃えて、オープン収納に飾る様に収納すればオシャレなインテリアショップのような演出にもなりますね。たとえ、顔を洗ったときにタオルを用意し忘れても濡れた手で引き出しを触ることなく、必要な時にサッと取り出して使うことも出来ます。タオルがあと何枚あるかもパッと見てわかるので、いざ必要な時に引き出しを開けてタオルがない!なんてこともありません。
ハンド~フェイスタオルは収納棚のラックに収納しましょう。同じサイズのタオルで分けて収納すれば、いつでも必要なタオルをすぐに取りだすことが出来ます。畳方やサイズも、収納スペースに併せて変えると、見た目もスッキリ!気持ちが良いですね。
タオルの枚数が多いご家庭や、ストックのタオルは大容量入る引き出し収納に。洗濯後のタオルは奥に仕舞い手前のタオルから使用しすれば、まんべんなく使うことが出来ます。
ごみ箱
洗面室にもゴミ箱を置きたい場合もあるかと思います。空いている床にゴミ箱を置くだけでもいいのですが、ゴミ箱を置くと決めているなら予め洗面化粧台キャビネットにゴミ箱置き場をつくっておけば洗面室がスッキリし、さらにゴミ箱を蹴飛ばして倒してしまう事もありません。よくホテルの大浴場の洗面台の下部キャビネットの中にゴミ箱が設置されていますね。洗面台下をオープン収納にしてごみ箱を置くスペースを事前に空けて置けば、使い勝手も良いでしょう。ごみを捨てる時もとても楽ですね。
また、ゴミ箱を見せたくない場合カウンター上面に回転する円形の蓋があってその下にゴミ箱が設置されているものもありますが、商業施設のトイレ内手洗いでよく見るタイプです。が、個人の住宅においてそれほど使用頻度のないゴミ箱蓋をカウンター上面にあると、あやまって物を落としてしまったり、物を置くスペースがなくなりますのであまりおすすめしません。
ティッシュペーパー
洗面室にテッシュペーパーを置く場合、洗面カウンターが広く、洗面ボールを離れていれば問題ないですが、近いと水に濡れてしまうのであまりよくありません。その場合、引き出し収納内に区分けしてテッシュボックスがうまく収まるようにしておくか、また、鏡収納吊り戸の下場に開口を空けて、テッシュボックスを逆さにおいて下からとるように設置するという方法もあります。
脱衣カゴ
洗面室はお風呂の横に位置していて脱衣スペースでもあるわけで、脱衣カゴを置くスペースも予め作っておくと便利です。いくらオシャレで機能的な洗面化粧台を設置していても、脱衣カゴを置くスペースを考えておかないとせっかくのデザインが台無しです。また最近では、洗面脱衣室に洗濯機を置くのではなく、家事動線を縮小するためにキッチン付近に洗濯機を置く場合が多々あります。その場合はそこまで衣類を持ち運ぶ必要があるので、持ち運べる脱衣カゴにするのが良いです。置き場所としては、化粧台下をオープン収納にして下部のオープンスペースをつくりそこ置くのがオススメです。事前に置きたいカゴが決まって入ればそのサイズ分計算し、空間を確保する事ができます。
洗面所に棚を設置する場合は、オープン収納にしてそれに合わせて脱衣カゴを置く方法もあります。扉が無いため必要なものをすぐに出し入れ出来るメリットがあります。また、使用者やアイテム別に色で分けても使いやすそうです。濡れてもOKな素材を選べばお風呂上りに濡れた手で触っても問題ありません。
または、よりすっきりとキャビネット内に脱衣カゴを置く収納をつくってしまう方法があります。外から見えずすっきりとした印象になります。
ドライヤーや充電式カミソリなど電気コンセントがいる物
使用時にコンセントを使うドライヤーなど、収納から取り出してコンセントにさして使うのは結構面倒ですね。その場合ドライヤーを収納するケ所にコンセントを設置しておけば便利です。鏡吊り戸に収納するなら鏡吊り戸内にコンセントを設置しておきます。そして鏡扉を閉めても使えるようにキャビネット下部に配線用に開口穴を空けておけば、とっても使い勝手が良いです。また、使用していない時に充電するものを収納する場所には収納家具内にコンセントを設置しておけば、綺麗に収納しつつ充電もできるので便利です。
他にも、オープン収納とスライド収納の組み合わせて、半分はオープン収納、もう半分は隠す収納にする方法があります。隠しておきたい充電式カミソリや電動歯ブラシは隠す収納にコンセントを設置して入れて置けば、必要時以外かくして生活感を抑えることが出来ます。
ドライヤーやヘアアイロン等の少し大きなアイテムは、引き出し収納スペースにコンセントを設置しておけば、コンセントを抜き差しする手間や片付ける手間が省けるので、より生活しやすくなるでしょう。
ヘルスメーター
意外と忘れがちなのがヘルスメーター置き場です。床に置いておくだけで足を引っかけたり置き場に困りますよね。ヘルスメーターの収納か所としては、洗面台キャビネット下を開けておき、使わない時はそこにおいておけば洗面室はすっきりします。高さ100程度あればほとんどのヘルスメーターは設置できまうし、100程度の高さがあれば掃除器具も十分はいるので、掃除も楽です。
注意点として、床排水の場合奥に排水トラップ管があるのですが、金属製だと問題ないですが、樹脂製の排水トラップですと、掃除時に掃除用具をあててしまい漏水の原因になったりします。このような場合、奥の方に排水トラップスペースを隔てる巾木板を設置すればいいでしょう。
また、隠したいけれどもわざわざ出してまた収納するのが手間な方は、スライド収納に重量に耐えられるように設計して「ヘルスメーター専用収納」場所を作成してしまうことです。スライドしてそのまま計測することが出来るので手間も省かれますし、埃が被る心配もありません。
アクセサリーや眼鏡等の小物類
手や顔を洗う時に外してどこに置いたか忘れてしまうこともよくある、アクセサリーや眼鏡などの小さなアイテム。これらも事前に置く場所を作っておくととても便利です。引き出し収納の中に、浅型の引き出し収納をさらに作ると小物入れとして活用することが出来ます。
他にも、別のアイテムを使用する方法があります。パウダールームでの多くの汚れは水はねや石鹸の飛び散りなどですよね。ディスペンサーを直接置いていると、一つひとつ持ち上げて拭かなけれならずお掃除もひと手間に。トレーを使って一つにまとめることで、さっと上げれるのでお掃除もスムーズになります。顔や手を洗う際に外して無くしてしまいがちなアクセサリー類も置く場所を決めることが大切です。
掃除道具
洗面台の下部分には排水トラップがくる為スペースを最大限利用できる引き戸収納にして、洗剤やシャンプーなどのストック類や掃除道具、バケツなどを入れのにオススメです。排水トラップギリギリまでモノを仕舞うことが出来ます。使用頻度の少ない物を入れると良いでしょう。
3:洗面化粧台選びはまず、洗面室に置く物をピックアップから!
収納の様々なタイプの違いやメリットデメリットについて知識がついたと思います。その上でこれら収納タイプを組み合わせて洗面化粧台を構成するわけですが、自分や家族のライフスタイルに合わせて、洗面室の置きたい物の種類や容量、どんな使い方が良いのか?普段は収納しておいて使うときにだけ出して使いたい、いちいちしまうのは面倒なのですぐ手に届くとこに収納したい等々…現状の洗面室・洗面化粧台で気に入っているところはどこなのか?不満なところはなにか?どうしたら理想の使い方ができるのか?問題点が明らかになれば、上記の収納タイプの説明を読んで知識がついた貴方なら、その問題を解決できる収納法はすぐ思い浮かぶはずだと思われます。毎日使う洗面所。理想の洗面空間に出会えるといいですね。
洗面化粧台・洗面所空間に関する下記記事も合わせてご覧ください。
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