キッチン水栓でおしゃれなインテリア空間に

2021.01.12

インテリアやデザインに興味のある人はもちろん、それほどない人でもTVや映画、雑誌で観たおしゃれなインテリア空間に憧れる事は多々あるかと思います。特に生活感が出やすいからこそ、おしゃれなキッチン・ダイニング空間に憧れるのではないでしょうか?

 

けれどキッチン・ダイニング空間のリフォーム・リノベーションするには特に水まわりではお金がかかるし、そもそもそれほど古くないし壊れていないし機能的に問題ないしもったいない、コスト掛けるほどでも…と躊躇するのがほとんど。

 

そんなあなたに、「キッチン水栓」だけを変えてキッチン・ダイニング空間おしゃれな空間にしてみては?というのが今回のご提案です。

 

【目次】

1:水栓だけ変えてオシャレな空間になるの?

2:どんな水栓があるの?

  グースネック水栓
  カラー水栓

3:コストはどれくらいかかるの?

4:賃貸物件でも交換はできるの?

5:まとめ

 

 

1:水栓だけ変えておしゃれな空間になるのか?

水栓だけ変えても壁や床はそのまま、そもそもキッチン自体はそのままなのだから、おしゃれな空間にならないんじゃないの?と思われるのはごもっともな意見なのですが、それがおしゃれな空間になるのです。正確に言えば「おしゃれな空間になる‘きっかけ‘」になります。と断言しますには以下の理由があります。

 

キッチン水栓はインテリアの軸になる存在である。

キッチン水栓はキッチンカウンターの上に設置される唯一のものです。同じようにカウンター面に設置される物でも、コンロは上面がカウンター上に少し出るだけですし、シンクはカウンターに掘りこまれて設置されており、それらはそれほど視点が集まる事はなくインテリアの軸になる存在ではありません。しかし水栓はキッチンカウンター上にそびえ立つ存在で視点が集まる存在でキッチン・ダイニング空間の中心となる存在なのです。それほど目立たない物より目立つ物をデザイン性のあるオシャレなものにした方が効果があるという事です。

 

キッチン水栓の多くはデザイン性とかけ離れた存在である。

水栓とは水を出す「設備機器」なわけですが、往々にして機能性・コスト優先で作られており、また組み込まれるキッチンにおいてもそれらを重視する傾向にあり、インテリア空間を構成する他の要素(床、壁、キッチン本体等)に比べデザイン性、おしゃれ度が劣っている事がほとんどです。ですから、一番おしゃれ度に劣るであろうカ所つまりキッチン水栓を交換すれば、キッチン・ダイニング空間のデザイン性・おしゃれ度の費用対効果があがるという事です。

 

【普通の水栓空間イメージ写真】

【デザイン水栓空間イメージ写真】

 

 

人が物の高級感、質感、デザイン性を感じ取るのは「面」ではなく「端部のディテール」を見た時である。

例えば壁一面を「木質」的な壁にする場合、自然木の無垢材を使用した場合と、自然木風のクロス貼りにする場合と比べて、圧倒的に無垢材を使用した場合がコスト高ですが、そのコストの分だけ高級に見えるか?と言えばそうではありません。なぜなら平面だけで見ると最近のクロスの質感があがっていますので、それほど違いを感じないからです。(勿論触ったり、近くで観たり、テクスチャー(見た目の素材感)の違いのわかる人には違いがわかりますが)

 

しかし、袖壁(途中で終わっている壁)の場合、端部は正面と側面が見える つまり立体で見える事になるのですが、当然自然木の無垢材は厚みがあるので、袖壁の端部でそれが見えて「ああ無垢材なんだ」と理解し質感・高級感を感じます。しかしクロスは1ミリ以下の薄いシートなので、端部の納まりは同じクロス(の木目)で貼り回すか、板目と柾目のクロスがあったとして角は突きつけで貼る事になるのですが、立体で見えるのであり得ない木目であったり、あるいは薄いシートである事が見え「これはフェイクなんだ」と理解し質感・高級感を感じません。

 

 

つまり、人は物の質感を理解する(感じる)為には、「平面だけでなく端部のディテール」が必要という事です。

 

キッチン・ダイニング空間におけるキッチン水栓に話しを戻しますと、立体的な形状で立体的に設置され立体的に見える水栓は他の「面」で見えるカ所(壁、床、キッチン家具)よりディテールが重要であるし、インテリア空間全体のデザイン性・質感を感じさせるのはそのディテールであるから、インテリア空間のディテールである「水栓」がもっとも重要で効果的であるという事です。

 

以上読んでいただければ、キッチン・ダイニング空間においては、水栓の存在が大きくまた効果も絶大であるとご理解いただけたかと思います。

 

 

次に、先ほど「おしゃれな空間になる‘きっかけ‘」言いましが「きっかけ」とはどういう事なのかご説明します。

 

ファッションコーディネーターをしている友人から言われた事ですが「おしゃれでセンスのあるファッションの第一歩は足元つまり靴から」です。 いくらおしゃれで素敵なスーツを着こんでも端部(靴)が悪いとすべて台無しと言う事でしょうか。逆説的に理解すれば、パッと見える服より先に端部(ファッションにおけるディテール)である靴をセンスよくおしゃれにすれば、必然的にセンスのある服を選び着るようになるという事かと思います。他にも、ある作家が「パーティーの予定が出来たからドレスを買うのではなく、ドレスを買うとパーティーに行く機会が訪れる」と言っています。これも同様にの考え方ですね。

 

インテリア空間にも同じ事が言えるのです。

 

お金をかけて壁、床、キッチン本体キッチン・ダイニング空間をフルリニューアルするとして、建築家やインテリアデザイナーにデザインを依頼すれば、簡単にセンスある素敵でおしゃれな空間を手に入れる事はできます。しかし、おしゃれな空間を維持し生活できるかと言えばその限りではありません。

 

なぜなら、生活する上では、例えばキッチンですと、後から調理機器やお皿やコップなどが置かれます。その雑貨類がキッチン・ダイニング空間のデザイン・テイストあっていないと台無しになるからです。

 

RIVERET ワインベッセル

momentum factory シャンパンクーラー(ブラック)

i-inai ドリップスタンド(シングル)

しかし、キッチン水栓を好みのデザイン水栓に変えると、キッチン・ダイニング空間の中心、軸であるからその周りに置く雑貨類は、必然的にそのキッチン水栓とコーディネートしたくなります。一度に沢山のお金を使わずに、少しずつ徐々に気に入った雑貨類をそろえていけば、そこから、おしゃれなキッチン・ダイニング空間が広がっていくとい事は想像に難くないかと思います。

 

 

2:どんな水栓があるのか?

先ほど「水栓は設備機器であり往々にして機能性・コスト優先で作られている」とお伝えしました。キッチン水栓で言いますとツーバブル水栓、シングルレバー水栓と種類があるのですが

 

キッチン水栓の種類についてはこちら

 

一般的なシングルレバー混合栓の特徴をあげますと

・【色】クロームメッキのシルバー色である

・【形態】水栓胴体の上にレバーがついていて、胴体の下の方から前に吐水口(スパウト)がせりだしてついている

です。

K1700ED-4UR-13

K8767JV2-7S-C-13

K87101JV-13

 

水栓の素材は銅と亜鉛の合金である「真鍮」が主流です。加工がし易く、抗菌性もあり素材コストもそれほど高くないからです。(ステンレスや樹脂素材で作られた水栓もあります)真鍮自体は光沢のある金系色なのですが、すぐに錆びるので表面をクロムメッキでコーティングされていてほとんどがシルバー色な訳です。

 

シングルレバー混合栓は、水とお湯を一本のレバーで混ぜる量を変え温度調整し、吐水量も変える事ができる水栓の事で、水栓本体の中にカートリッジがはいっています。そのカートリッジは「下部から水とお湯を接続し下部から混ぜられた混合水が出てくる」「カートリッジの上部に操作するレバーを接続する」という構造なので、一般的なキッチン水栓の形態がもっとも合理的なのでそれが多いという訳です。

それらの、もっとも合理的なシングルレバー混合栓のふたつの要素を工夫してデザインされた水栓をご紹介します。

 

 

形態「グースネック水栓」

「グース」とはガチョウ「ネック」は首の意味で、ガチョウの首の様に上部が湾曲したデザイン水栓です。特徴として、水栓胴体(カートリッジ部分)から一体で上部に湾曲して吐水口(スパウト)が繋がっており、操作レバーが下部についています。

 

全体として一体化されたフォルムなので見た目が美しいです。

 

【キッチン水栓 K8790シリーズ】

 

【キッチン水栓 K87410シリーズ】

 

グースネックと似た構造形態なのですが、吐水口の首の部分が自由に動かせる事ができる水栓で「フレキシブルスパウト水栓」と言われている水栓もあります。

【キッチン水栓 K8731JV-13】

 

 

色「カラー水栓」

メッキではあるのですが、シルバー色でなく、色をつけたメッキや塗装している水栓で、クロームメッキのシルバー色でないので、設備機器的なイメージを払拭したデザイン水栓です。

 

【キッチン水栓 K87410シリーズ】

 

【キッチン水栓 K8781シリーズ】

 

メッキや塗装で着色したものでなく、素材自体を変えた水栓もあり、下記は表面に陶器で仕上げ水栓です。

【キッチン水栓 K87310シリーズ】

 

設置された空間写真を見ていただければわかる通り、フォルムが美しくシルバー色でなければ、設備機器的イメージが払しょくされインテリアの一部でしかも中心となる存在であるという事がおわかりいただけたかと思います。特に対面式にアイランドキッチンの場合、水栓正面から見るだけでなく、リビング側からつまり水栓の後ろ姿のフォルムが美しい水栓である事が重要だとお気づきになられたのではないでしょうか?

 

 

3:コストはどれくらいかかるの?

ここまで読んでいただいて写真も見られた方は、本タイトルである「キッチン水栓(蛇口)でおしゃれなインテリア空間に」を実感し「是非水栓だけでも交換したい!」と思われた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。次に気になるのが費用の事かと思われます。

 

正直、これらのデザイン水栓は高いです。合理的構造をあえてはずしデザインしディテールにもこだわって製作されているので当然なのですが、一般的なキッチン水栓が3万円〜4万円台なのに比べ、今回ご紹介したデザイン水栓は、5万円〜18万円とします。ただしこの金額はあくまでメーカーの定価でして、ホームセンターやECサイトなどで値引きして販売されている事がほとんどです。

取り替え工事に関しては、2万円〜3万円程度を見ておけば大丈夫ですし、設備業者様によってはメーカーとの関係で水栓をホームセンターやECサイトで購入するより安くなる場合もあるので相談されるのもいいかと思います。

 

また、最近ではDIYされる方も多くいらしゃいますので、水栓設備について少し勉強していただいて自分で交換するという方法もあります。

 

水まわり機器に関する説明が豊富なWEBをひとつ紹介しておきます。

「水まわり解決帖」

 

 

4:賃貸物件でも交換はできるの?

賃貸物件は出る際に現状復帰が原則なので勝手に交換するというのは駄目でまず管理会社に相談されるのが望ましいです。その部屋だけ仕様がかわると管理が大変なためか、「駄目です」と言われる場合もありましが「賃貸物件から出られる際に元の水栓に戻してくれたらいい」または「現状より性能のいい水栓であればそのままでOK」と言ってくれるかもしれません。

 

今回ご紹介した水栓はすべて日本国内メーカーでJIS(日本工業規格)JWWA(日本水道協会)規格にも適合しており保守メンテパーツもメーカーは製造中止(廃番)後から10年は供給するので安心です。(一部海外製品だと日本の規格に合わない、保守パーツが手に入らなく修理できない等が発生する場合があります)

 

 

5:まとめ

以上、「水栓だけでも変えればキッチン・ダイニング空間がおしゃれになる」「水栓を変える費用や方法等」についてお話してきました。

 

日本ではこれら水栓の交換はリフォームする際か、壊れた際のどちらかしかないのが現状です。しかし欧米では水栓に限らず、ドアの取手や壁仕上げなど、部分的にこまめに交換しインテリアのイメージチェンジされる方が多く、インテリアと生活が密接し共に作っていくライフスタイルが主流です。

 

一度に高額なお金をかけてフルリフォーム、リノベーションせずとも、少しづつ気にいった物に変えてゆく方法もあるという事を感じていただければ幸いです。読者のみなさんが、少しづつ理想のインテリア空間に住まわれる事を望んでおります。

 

 


関連ブログ

 キッチンのカウンターはどう選ぶ?種類と選ぶと選び方のポイント

 お家でキッチンマット使っていますか?メリット、デメリット教えます!

 キッチンシンクはどう選ぶ?種類と選ぶ方のポイント

 キッチン選びは、まずダイニングテーブルから

 キッチン水栓の選び方~自分にあった水栓を選ぶ~