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お風呂上りを快適にする!バスマットの選び方

2021.10.19

バスマットを快適に使えていますか?

1人使うとすぐビチョビチョになったり、大きさが合わなかったり、洗濯すると質感がゴワゴワになるなど、様々なバスマット問題がありますが、今のバスマットの使用感は自分にあっているでしょうか?肌触りや素材ごとの機能を確認して自分に合った快適なバスマットを見つけましょう!

 

 

【目次】

1:バスマットの選び方

2:おすすめのブランドと商品

3:バスマットのお手入れ方法

 

 

1.バスマットの選び方

 

素材

・珪藻土

 

珪藻土でできたバスマットには、海や湖などに生息していた植物性プランクトン類が堆積物となり形成された地層から採取されたものが使用されています。簡単に言い換えればそのおもな原料は土です。

 

多孔質構造で、内部にマイクロメートル(10-6m)単位の微細な孔が無数にあいているので、吸水性や保湿性に優れ、消臭性や調湿性にも富んでいます。水分をスーっとあっという間に取り込みます。各地の風土によって様々な色をおびているのも特徴で、自然そのものの色味を楽しむことができます。また、毎日洗濯する必要がないので、日々の生活の時短にもなります!

 

しかし珪藻土にはデメリットもあります。水をかけたあと、一見乾燥したかのように思えても、実は蒸発したのではなく吸水しただけ。もちろん置いておくだけで蒸発はしますが、定期的に陰干ししないとカビが生えてきます。

 

また、繰り返し使えるといってもやはり劣化していくものなので、復活させるためには紙やすりをかける必要がありますが、その作業が手間に感じる人もいるでしょう。日常的なお手入れはできなくても、定期的なお手入れならできるという人に向いています。

 

 

・化学繊維

 

吸湿性、速乾性の代表といえばマイクロファイバー。ポリエステルやナイロンといった化学繊維で織られています。天然素材よりも圧倒的な吸水力と速乾力、そして軽さもその特徴です。

 

しかしマイクロファイバー製で肌をゴシゴシこすると肌を傷めるので、注意しましょう。もっともゴシゴシする前に水分を吸収してくれるので、その必要はあまりありません。洗濯をサッと済ませたい人には、マイクロファイバーがおすすめです。

 

しかし布製バスマットのなかでも特に経年劣化が早いので長く使いたい人には向いていません。

 

 

・自然素材

 

綿(コットン)

 

タオルといえば綿。織り方によりさまざまは味わいを出せる万能選手です。「やさしい、ふんわり、柔らかい、包まれたい・・・」タオルに求めるものすべてが綿にあります。
しかし綿100%であればどれも同じ、なんてことはありません。上質な綿糸を使用するからこと上質なタオルができるのです。

タオルが「日本製」といっても、綿は輸入品がほとんど。インド綿、エジプト綿、アメリカンコットン、オーガニックコットン・・・綿の種類は膨大で世界中で生産されており、それぞれ特性が違います。とかく日本人は「綿好き」。肌に触れるものには綿を、という傾向があります。「綿好き」ならば綿にこだわって作られたタオル生地を選びましょう。

 

麻(リネン)

 

しっかりしている印象のリネン。代表的なものはやはり「麻」ですね。厚みが無くナチュラルな印象ですが、じつは耐久性が抜群で、ぬれることが得意なリネンはもちろん吸水性にも優れています。コットンよりも水を吸収して、すぐに乾きます。その上、毛羽落ちが少なく生地が痩せにくいという利点も!

この様に自然素材は、洗濯しやすく触り心地・踏み心地が良いです。しかしほかの素材と比べて吸水性は低く、乾きも遅いため、機能性を重視する人にはおすすめできません。バスマットとしての機能よりも肌触りを重視する人なら満足できる素材と言えるでしょう。

 

 

 

デザイン

 

上記で紹介した素材により見た目も変わります。素材と共にデザインを決めるのがベストでしょう。また、丸や四角などの根本的な形に関しては、洗面所やお風呂場のバスマットを置く場所の、広さや形に合わせて購入するのがおすすめです。いくら形がお気に入りでも、使用感が良くないと使わなくなる経験をしたことがあると思います。

 

 

 

機能

 

 

吸水性

 

低い 珪藻土<天然素材<化学繊維 高い

 

物にもよると思いますが、瞬間的な吸水性は布製品の方が良いと言われています。珪藻土は、すぐに表面がサラサラになり始めますが、吸水できる量の限界がはやいそうです。布のなかで吸水率が高いのはやはり化学繊維。水を吸うだけではなく、水を吸った直後もふわふわの肌触りを保つことができます。

 

速乾性

 

低い 天然素材<化学繊維<珪藻土 高い

 

やはり速乾性に関しては、珪藻土が一番高いと言われています。3時間もあれば表面はだいたい乾きます。家族が多い場合はタオルより珪藻土の方が次に使う人がより気持ちよく使うことが出来るかもしれません。

 

 

 

体感温度

 

 

お風呂上がりの温まっている足で乗ると、一番ひんやり感がするのが珪藻土。珪藻土は布ではなく土なのでなんとなく予想できますが、実は同じ布でも生地や毛足の長さなどによってひんやり感が違うんです。意外と表面温度が低いのが”綿100%。バスマットのメーカーさんによると綿はちょっとひんやりする繊維だそうです。一方、アクリル100%などの化学繊維は、綿よりも表面温度が高いです。

 

手で触れてみると、少しの温度差でも意外と違いがわかります。バスマットの体感は足を乗せるその一瞬なので、足裏の感覚や肌あたりを重視して選ぶのもいいかもしれません。夏はひんやり感を感じたいから「綿100%」「珪藻土」、冬は少しでも冷やしたくないから「アクリルやポリエステル」など、季節によって使い分けるのもいいかもしれませんね。

 

 

 

2.おすすめのブランドと商品

 

soil

 

soilは珪藻土で有名なブランドです。保湿性や吸水性に優れ、呼吸する素材としても注目される土の特性をそのままに、自然の恵みを凝縮させたナチュラルで心地のよいデザインが特徴です。 皮膚の弱い方にも安心してお使いいただけて、リサイクル性にも富んでいます。 人や環境にやさしい、私たちの未来を創るプロダクトをコンセプトとしています。

 

・BATH MAT light

BATH MAT light

 

中央に線がはいっていてデザイン性のあるバスマット。足を置いたときに広がる水の模様が美しく広がります。サイズもS,M,STD,Lと豊富なので、自分にピッタリのサイズが見つかるはずです。

 

 

・BATH MAT square

BATH MAT square

 

こちらは小さめなので一人暮らしの方におすすめです。このバスマットは色が whiteWHITE pinkPINK greenGREEN BLUEBLUE の4色展開で、部屋の雰囲気に合わせて使うことが出来ます。soilは、珪藻土の自然な色合いをそのまま製品に取り込んでいます。秋田県産や石川県産の珪藻土など、見た目にもやさしく軽やかな色味が特徴的です。

 

 

・BATH MAT aqua

BATH MAT aqua

 

水をモチーフにした有機的なデザインが特徴的です。四角いかたちのものよりやはり柔らかい印象になりますね。他の物と機能的にはおなじなので、よりインテリア性やデザイン性を楽しみたい方にお勧めです。

 

 

UCHINO

 

uchinoは毛羽落ち、強度、安全性、機能性まで、品質や性能に関する10以上の項目について定められた、タオル業界で最も厳しい基準を満たしています。さらに繊維製品の国際的な安全性規格であるエコテックススタンダード100I(乳幼児用)の認証を取得しています。

 

・なのらぼ珪藻土 足快バスマット

なのらぼ珪藻土 足快バスマット

 

この商品は、日本珪藻土日用雑貨製造協会 認定商品です!ここ数年、海外性を中心に、珪藻土の含有量が少なく吸水力の低い商品や、原材料表示が不明な商品が流通しています。UCHINOで取り扱っている珪藻土マットは、国産の珪藻土を一定量の基準で配合した、良質で安全な商品として認定を受けています。本製品は、原材料にアスベスト(石綿)を一切使用しておりませんので安心してご使用していただけます。

 

 

・マット ギャラリー メルヴェイユタオルマット

マット・ギャラリー メルヴェイユタオルマット

 

ふわふわ、やわらかな触感が心地良く、ホテル仕様の様なバスマット。吸水性に優れた糸が水分をすばやく吸収し、脱水後の乾きが非常に早いので、大家族でも気持ちよく使うことができます。また、消臭機能により不快な臭いの発生を抑えてくれるので、いつでも快適に使えそうですね!

 

 

コットンジュートマット

コットンジュートマット

 

コシのある爽快なシャリ感が特徴です。ふわふわのタオル生地よりサッパリとした爽快感がほしいという方におすすめです。優れた吸水、拡散力でサラッとドライタッチな感覚を味わえます。ジュートは1 年草植物で、繊維が太く硬いため強いシャリ感があります。非常に成長が早い植物で、二酸化炭素をたくさん吸収するため、地球温暖化防止に頁献すると言われています。

 

 

・マット ギャラリー とってもよく吸うタオルマット

マット・ギャラリー とってもよく吸うタオルマット

 

こちらは、高品質な超長繊維綿をコーミングして短い繊維を取り除き、長い繊維だけを引きそろえた、特別な無撚糸を使用しています。とてもやわらかな足触りで、名前からもわかるように水分をとても素早く吸収します。毛羽落ちが少なく、抗菌防臭加工によって、においの発生を防ぎます。カラーも4種類と豊富で、ピンクなどのかわいらしいものからダークベージュやホワイトなど落ち着いた色味も楽しめます。

 

 

・ワッフルN

ワッフルN

 

フランス生まれのワッフル菓子に似ていることからつけられた名前。凸凹感のあるざっくりした感触は、ワッフル織独特の風合いです。糸抜けしにくく、乾きが早いのでお洗濯がとっても楽です。サイズ展開はS,Mと2種類あり、Sサイズの約35×50cmの小さいサイズは、一人暮らしのバスルームまわりにもおすすめです。Mサイズの 約50×70cmの方は、スタンダードなサイズです。リバーシブルでお使いいただけます。

 

 

 

3.バスマットのお手入れ方法

 

タオル生地

 

 

基本的に、珪藻土や竹などの固形物以外は洗濯できるので、最低でも週に1度、出来れば2度は洗濯しましょう。しかし洗濯しているからと言って油断はできません。バスマットを使う際の何よりの注意は、濡れたまま床におきっぱなしにしないことです。かけておくと乾くため、菌の繁殖やカビを防ぐことができます。放置しておくと、マットだけでなく床のカビの原因にもなるので注意しましょう。

 

洗濯機を使用する際は、洗濯ネットに入れてたっぷりの水量で洗って下さい。漂白剤を使用しますと、脱色するので注意してくださいね!!

 

また、柔軟剤を使うのは避けましょう。バスマットに限らずタオル全般に言えることですが、柔軟剤を使用すると、油分により吸水性や速乾性が失われてしまいます。特にバスマットは吸水性が大事なので、水を吸わなくなったら困りますよね。洗濯後は濡れたまま放置せず、両端をもって生地に空気をなじませるようにパンパンッと軽くはたき、広げてから干してください。取り込む時も軽くはたき、毛羽をよく落としてください。また、長時間の直射日光は繊維を固くする原因になるので、ある程度乾いたら日陰で干すようにしましょう。

 

 

珪藻土

 

 

珪藻土は洗濯不要ですが、皮脂汚れによる黄ばみが見られたり吸水力が無くなってきたときがお手入れ時です。お手入れ方法はとにかく紙やすりでゴシゴシ!粉が出るので、新聞紙を引いたり外で行う様にしましょう。やすりはホームセンターや100均で売っている比較的目の細かいものが良いそうです。

 

目安は下記の通りです↓

粗目:#40~#100、中目:#120~#240、細目:#320~#400

 

また、万が一かけてしまったり割れてしまったりした場合は、接着することは出来ませんが、かけた部分をやすりで磨いて修復しましょう。少々形はいびつになりますが、この際違うところも形を変えて変形させて新しいデザインを楽しむのもアリかもしれません。

 

割れてしまってどうしてもバスマットとして使うことが出来なくなった場合は、捨てるのもいいですが、珪藻土が活躍するところは他にもあります。珪藻土は速乾性があるだけでなく、除湿・消臭剤効果もあります。トイレから、クローゼットや押し入れの隙間、ペットのトイレの近くまで、様々なところで再利用が出来ます!

 

 

 

いかがでしたでしょうか。自分に合ったバスマットを見つけられましたか?素材、速乾性、吸水性、清潔を保つ、デザインなど選び方はたくさんありますが、是非、永く大事に使えるものを探してみて下さいね!

 

 

 

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