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特徴と効果で選ぶ!7つの香りの種類

2018.08.30

2018.8.30更新

 

皆さまは香りを楽しむ際に、何を基準にえらばれますか。
香りにはその成分によって、人の身体や感情に働きかける効果があると言われています。香りの種類や効果によって、大きく7つに分けて分類することができます。

本日は、その7種類の香りと特徴をご紹介いたします!
是非、香りを選ぶ際に、参考にしてみてくださいね。

 

フローラル系の香り

フローラル系の“お花”の香りは、甘く華やかでリラックス効果があり、気持ちを落ち着かせて癒してくれます。フローラル系のアロマオイルは主に花から抽出されます。特に女性が好む香りが多いです。

代表的な香り
・カーネーション
「クローブの香りを持つ神の花」という意味が由来のカーネーション。甘く濃厚でスパイシーな香りは気分をスッキリとさせてくれます。香り全体を引き締めてくれ奥行をもたらしてくれるので、香水の原料として活用されています。
・ジャスミン
ジャスミンはアラブ地域で媚薬として使われてきた香りで、「世界三大美女のクレオパトラも愛した香り」としても有名です。甘美でエキゾチックな花の香りは、自信を取り戻してくれ多幸感をもたらす効果が期待できます。リラックス効果も高いので、寝室などの香りとしてもオススメ。
・ラベンダー
穏やかで心地よいラベンダーの香りは、リラックス効果が高いと言われています。ウッディーかつフローラルな香りは、男女問わず人気の高い香りです。自律神経のバランスを調節する働きがあり、不安や心配を抱えた心を癒してくれる効果があります。また、安眠効果があることも有名です。

 

柑橘系の香り

柑橘系の香りは、気分転換やリフレッシュといった刺激作用があるとされる香り。男女問わず人気が高い香りです。原料は実は果実ではなく果皮。果皮に含まれる成分を搾油したものがアロマオイルです。

代表的な香り
・レモン
インドや東南アジアが原産の私たちにお馴染みの植物です。弾けるようなフレッシュで爽快感のある香りは、頭をリフレッシュしてくれ集中力・記憶力を高めてくれます。古代エジプト人が肉や魚の防腐防止用としてレモンを使用していた程、殺菌効果が高いとも言われています。
・オレンジ
オレンジの香には、スイート種とビター種がり、スイート種は瑞々しい甘酸っぱい香り、ビター種はやや苦味がある香りです。特に、スイート種の甘くすっきりとした香りは心を明るくしてくれ、緊張を解きほぐしリラックスさせる効果があります。
・グレープフルーツ
オレンジと比べ爽やかでフレッシュな香りです。精神を安定させる効果や、気分を明るくし、幸福感を感じさせてくれます。女性に嬉しいダイエット効果もある香りです!

 

ハーブ系の香り

ハーブ系の香りは、爽快感のあるスッキリとした香りが特徴。また、その種類によって得られる効果は様々です。集中力を高めたい時や心を落ち着かせたい時など、時々の状況で効果的に選ぶと良いですよ。

代表的な香り
・ローズマリー
お料理やハーブティーに多く使われているローズマリー。ハーブの中でも芳香がとても強い種類です。精神を高揚させる働きがあり、無気力な時や憂うつに効果的です。また、脳の血液量を増やす作用もあるので集中力をアップしてくれる効果も期待できます。
・ペパーミント
歯磨き粉のニオイなど、メントールの香りで有名なペパーミント。スッとする香りの刺激効果で頭をリオフレッシュしてくれるので気分を切り替えて、集中力を高めてくれる効果が期待できます。勉強や仕事中にオススメの香りです。
・マジョラム
地中海東部沿岸を原産とするシソ科の多年草。中世では魔除けのお守りとしても持ち歩かれるお花でした。心を平常に保ち心身ともにバランスを整えてくれるマジョラムは、「幸福をもたらすハーブ」としても知られています。ほんのり甘い香りにウッディ―なスパイスが混ざった香りが特徴。落ち着いた香りなのでリラックスしたいときにピッタリ。

 

 

樹木系の香り

樹木系の香りは、なんだか深呼吸したくなるような爽快感のある香りです。まるで森の中にいる様な香りは高いリラックス効果が得られます。樹木系のアロマオイルは樹木の葉や枝、樹皮から抽出されます。香りの持続性が長いので香りをブレンドする際のベースとして使用できます。

代表的な香り
・シダーウッド
シダーウッドは針葉樹でとても幅広い種類を指しています。昔から神聖な木として崇められ、神殿や船などを作る際に使用されてきました。シダーウッドの香りは意志を強く持つことをサポートしてくれる効果があります。リンパの流れを良くしてくれるので、セルライトやむくみにも効果的。
・ティートリー
オーストラリアの先住民であるアボリジニが、この木の葉をお茶にして飲んでいたことから、ティー・トリー(Tea Tree)と名づけられました。スットした清涼感のある香りとユーカリに似たグリーン調の優しい香りです。気持ちが沈んだ時や気分転換をしたいときにオススメですよ。
・ヒノキ
誰もが懐かしいと感じるヒノキの香り。まるで森林浴しているようなリフレッシュ感を得ることが出来ます。また、爽やかな木の香りが気持ちを落ち着かせ、リラックスさせます。

 

 

スパイス系の香り

スパイス系の香りは、その名の通りアクセントとして効果的に使用することがオススメ。樹木系のアロマオイルは、料理で使われる香辛料から抽出されます。身体を温める効果や、食欲不振を改善する効果など様々です。

代表的な香り
・シナモン
シナモンは世界最古のスパイスと言われているほど長い歴史があります。香りは、スパイシーでニッキの香り。コクのある甘み深い香りが特徴です。ネガティブな考えを手放し、前向きにさせてくれます。
・ブラックペッパー
インドが原産のブラックペッパー。食用だけではなく医学でも4000年ほど前から使用されてきました。活力や行動力を与えてくれます。また、身体を温めてくれる働きも。エネルギーを増進させ胃腸の働きを高めます。
・ジンジャー
ジンジャーは生姜の根からとれる精油です。世界中で食用や薬草として役立てられてきました。甘みと温かみがあるスパイシーな香りが特徴です。消化器系に効果があるので食欲不振や消化不良の方等にオススメな香りです。

 

 

樹脂系の香り

樹脂系の香りは、木の樹脂や木部からから抽出されます。独得の、重厚で甘さを持った心が癒される香りが特徴。少量でも長い時間香りを楽しむことが出来ます。

代表的な香り
・フランキンセンス
フランキンンスセンスは新約聖書にも登場する神秘的な歴史を持ちます。奥行きのあるお香の様な落ち着きのある香りです。空間を上品でクラシカルな雰囲気にしてくれます。精神を安定させてくれる効果があります。
・ミルラ
ミルラは古代エジプトではミイラを作るときに使われたといわれているほど、防腐作用が強い効果を持ちます。ムスクに似たような特徴的な香りです。不安やストレスを緩和させてくれる効果があります。
・ガルバナム
ガルバナムは、古代からお香としてや瞑想をする際に使われていた植物で、神秘的な力をもっていると言われています。「緑」や「茎」をそのまま香りにしたようなフレッシュでグリーンな香りで、心を落ち着かせてくれる効果があります。

 

 

エキゾチック系の香り

エキゾチック系の香りは神秘的で個性的な香りが特徴です。オリエンタル系とも呼ばれ、東洋的でミステリアスな雰囲気を有するものが多いため、精神を安定させてリラックスしたいときや、瞑想やヨガをするときなど、自分自身と向き合いたいときなどに向いています。

代表的な香り
・イランイラン
イランイランは熱帯地方を原産にする樹木で垂れ下がった黄色の花を咲かせます。温かみがある濃厚な花の香りが特徴的です。ロマンティックな雰囲気をかもち出してくれます。誘眠作用があるので眠れないとき効果的です。
・パチュリ
パチュリは亜熱帯地方で広く栽培されているシソ科の植物です。どこか湿った土を思わせるような個性的な香り。感情を落ち着かせてくれる効果があります。また食欲を抑える作用もあるのでダイエットにも効果的。
・サンダルウッド
サンダルウッドはアジアの文化と昔から深いかかわりがあり、香りは仏教やヒンドゥー教のお寺などで焚かれてきました。日本では「白檀」と言われお香で有名な植物です。頭痛や不眠症などの神経系に効果的です。

 

 

自分好みの香りや、得たい効果によって、香りを選んでみてはいかがでしでしょうか?
季節やその日の気分で、香りを変えてみるのも面白いですよ!

 


 

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