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造作洗面台という選択〜貴方だけのオリジナルな洗面化粧台〜

造作洗面台という選択〜貴方だけのオリジナルな洗面化粧台〜

    

住宅において洗面所空間は家族皆が毎日使用する重要な場所です。また風呂あがりにリラックスしたり、メイクをしたりする一方、多くは洗濯などの家事もする場所で、洗面所空間をどのようにするか悩まれている方も多いのではないでしょうか?とりわけ、洗面所空間の中心的存在である洗面台について、どんなものにすればいいのか悩まれている事かと思います。

 

 

様々な、メーカーから販売されている既成の洗面台から選ぶのが一般的ではありますが、洗面台を造作するという方法もあります。

 

【目次】

1:造作洗面台とは?

2:どんな時に造作洗面台を採用するとメリットがあるのか?

3:デメリットであるコスト高をなんとかできないのか?

4:まとめ

 

 

1:造作洗面台とは?

 

造作洗面台とは、あらかじめ仕様が定まったメーカー規格品の洗面台ではなく、お客様の要望やスペースに合わせて一点一点「造作」して製作する洗面台の事で、カウンターや収納キャビネットのサイズから、カウンター素材・色柄、洗面器、水栓、キャビネット扉素材・色柄を好みの応じてそれぞれ選び唯一無二の洗面台を手に入れる事ができます。

 

同様のサイズで収納量など同様な仕様であれば、大量生産の規格品と比べて一点一点作るオーダー品なのでコストは高くなってしまいますし、打ち合わせを重ね図面を描いてから製作開始しまうので打ち合わせから納品まで最低でも2か月は掛かってしまいます。

 

コストも高く、納期も掛かるというデメリットはありますが、新築やリノベーションを計画されている方は一度造作洗面台も候補にいれて検討してみてはいかがでしょうか?

 

きっと理想の思い描く洗面所空間を手に入れる事ができます。

 

 

▽下記の記事も併せてご覧ください。

WAILEAオーダー洗面化粧台~理想の洗面所空間を求めて~

 

 

 

2:どんな時に造作洗面台を採用するとメリットがあるのか?

 

特に下記の問題で悩まれている方は洗面台を造作オーダーで制作する事によって解決されます。

 

 

①建築の間取りで壁が斜めであったり、柱型があったりしてぴったりと設置できない。

②気に入った置き型の陶器洗面ボールや水栓(蛇口)などの機器を使いたいがそれがセットになった洗面化粧台がない。

③洗面化粧台キャビネットに収納した物が決まっているが、それらをすべて上手く収納する事が出来ない。

④そもそも好みのデザインが無い。

⑤洗面台だけでなく、洗面所空間を一体で考えてデザインした空間を手に入れたい。

 

これらについて詳しく説明していきます。

 

 

①建築の間取りで壁が斜めであったり、柱型があったりしてぴったりと設置できない。

 

メーカー規格品の洗面台は規格品でマスをターゲットにしているので、W寸法で言えば W=600、750、900、1200、1500、1800 と 150、300ピッチでの規格になっております。それはそもそも日本の建築資材の規格が3×6(910x1820)であったり、木造住宅のモジュールが910グリットであるので合理的で汎用性が聞くからです。

 

設置する場所はそのサイズであればピッタリと納まり問題ないのですが、設置したい場所のWが1020というサイズであった場合、そのようなサイズの規格洗面化粧台はないので、120という変な隙間ができてしまいます。

 

 

 

 メーカー規格品でも、カウンターのみオダーサイズ可能又はもともと大サイズになっていて現場で建築壁に合うようにカットするといいう商品もありますが、下部キャビネットのオーダーサイズは難しい場合がほとんどです。(収納キャビネットは規格寸のものを組み合わせて、できてしまう隙間は埃だまりにならないようにパネルで塞いでしまう事はできます)

 

 

 

 

同様に、壁が斜めになっていたり、柱型などがある場合もメーカー規格品の場合、できてカウンターサイズのオダー対応ぐらいで、それに合わせた規格キャビネットがある訳でないので、スペースを有効活用できなかったり、下部の隙間スペースは埃だまりやデットスペースになってしまいます。

 

 

 

 

このような場合で、下部のデットスペース 埃たまりを無くして、スッキリしたデザインで最大限収納にしたい場合は オーダーで造作するしかありません。オーダー造作すれば現状の建築サイズに応じてキャビネットをつくればいいので解決できます。

 

 

 

 

②気に入った置き型の陶器洗面ボールや水栓(蛇口)等の機器を使いたいがそれがセットになった洗面化粧台がない。

 

・洗面器

様々な置型洗面器(ベッセル式洗面器)が国内生産、海外輸入タイプなど様々なデザイン・サイズの洗面器があります。ホテル等でよく仕様されているものです。

 

 

また、衛生陶器の白だけでなく、色や柄のついたものや、陶芸品の洗面ボールもあります。

 

これらを気に入りそれを組み合わせた洗面化粧台にしたい場合はどうでしょうか?

 

一部それら洗面を下部キャビネットや蛇口とセット組み合わせした、規格洗面化粧台も商品化されていますが、すべての洗面器がセットにされているわけでもなく、下部キャビネットは共通で自由に洗面器を選択できるBTO(ビルド トゥ オーダー)的な商品も現在ではあまり見受けられません。

 

下部キャビネットはそのままで、上の洗面器だけ交換すればいいではないか?と思われるかもしれませんが、洗面器の形状のより必要な開口・固定方法が違うのと、洗面器の排水口位置により下部の排水トラップ位置が変わり、そのスペースを確保するために、下部キャビネットの内部形状も変わってきますので、それに対応しようとすれば実質オーダーするのと変わるないぐらいバリエーションがでてきてしまうので、BTO的なシステム洗面化粧台は造作洗面化粧台と変わらなくなってしまうので、規格商品化されていないと思われます。

 

ですので、気にいった洗面ボールを採用した場合、それに応じたカウンターや下部キャビネットにしないといけないので オーダー造作するといった選択がでてきます。

 

 

・蛇口(水栓)

また蛇口(水栓)についても同様です。国内もの海外もの含め様々な蛇口(水栓)があります。

 

機能的に違うもの(例えば、引き出し可能かどうか、シャワー切替できるかどうか等)の選択をできる場合はありますが、基本的に複数から選択できる事はないです。水跳ね等の問題や洗面器の高さ等の関係で適切な組み合わせが決まってくるからなのですが、自己責任になりますが、水栓を交換するのはさほど難しくないので、規格洗面化粧台をベースに蛇口(水栓)だけを交換するという方法もあります。

 

▽水栓や洗面器の種類についての詳しい記事はこちら

知っておくべき洗面化粧台の構成部材について

 

 

③洗面化粧台キャビネットに収納した物が決まっているが、それらを収納する事が出来ない。

人それぞれのライフスタイルによって洗面・脱衣室に収納したい物は種類や量も違います。何かとストックしておきたい人なら容量の多い収納が欲しいでしょうし、女性でそこで毎日お化粧をする方なら、化粧品の収納を重要視したいでしょうし、タオルや掃除用具等も形状、用途の違うものを収納したい場合はそれぞれのものに合った収納形状が望ましいです。タオル等は奥行のある家具であれば奥の方も取りだしやすい引き出しにするのが望ましいでしょうし(D=300ぐらいなら開き戸収納でも使いやすい)掃除用具など様々な形状、サイズの物がある場合は開きとの収納が望ましいです。また、すぐに取り使えるように又小物たタイルで洗面まわりのインテリアを楽しみたい方には扉のないオープン棚が欲しい場合もあるでしょう。

 

▽関連記事は記事はこちら

洗面所を優雅に便利なメイクルームに!~ドレッサー付洗面台について~

 

 

また、洗面下部の収納だけでは容量が足りない場合は別に収納を設置する事になりますが、狭い洗面脱衣所空間ですので、デザインやテイストは合わせたいと思うかたもいるでしょう。

 それら貴方への収納への拘り要望に100%応えてくれる、規格洗面化粧台が世の中に存在しないならば、 100%応えてもらう造作洗面化粧台の選択がでてくるでしょう。理想を100%かなえてくれるがコスト高になる造作洗面化粧台にするか?理想は70%しかかなえてくれないが比較的コストを抑えられる規格洗面化粧台にするか?の比較検討になるかと思います。

 

 

④そもそも好みのデザインが無い。

各種メーカーから様々なサイズ、機能、デザインの洗面化粧台が販売されておりますが、設置スペースに合うサイズや求める機能を満たしても、なかなか自分好みなデザインの洗面化粧台がない場合があります。

 

やはりメーカー規格品は大量生産でマスをターゲットにしますので、一般うけするものが多く、特徴のあるデザインや特異なカラー、クラシカルなデザインの洗面化粧台はニッチなジャンルになるので、商品化されにくいです。また水まわりで水に濡れる事が多い洗面化粧台ですから、水に強いメラミン化粧版や人工大理石などの素材が使われる事がほとんどで、自然木を利用したカウンターや木製扉の規格洗面化粧台はほとんど見受けられません。

また、比較的Wサイズに比例して機能や質感があがってきます。W=600サイズですと主なターゲットが単身者アパート向けになりますので、コストを抑えた商品ラインナップになり、高級な材質を使った質感の良い物や、収納や機能などが充実したものはあまり見かけないです。設置スペースはW=600しかないけれど、機能的でデザイン性もよく質感の高い物を望まれている方もいるかと思います。

 

これらのように、自分好みのデザインや機能がメーカー規格品洗面化粧台で見つからない場合は洗面化粧台を造作すれば理想の洗面台を手にいれる事ができます。

 

 

⑤建洗面台だけでなく、洗面所空間を一体で考えてデザインした空間を手に入れたい。

洗面所空間で一番重要な要素は「洗面台」でありますが、いくら洗面台を気に入った物を手に入れても、床・壁や照明機器との関係も重要でそこがトータルにコーディネートされていなければ意味がありません。

一般的に新築時やリノベーションにおいて、メーカー規格品の洗面化粧台を採用する場合、建築プランや床、壁が決まってから洗面台を選定する等、洗面所空間のインテリアと洗面台は別々に考えられる事がほとんどです。なぜなら、洗面台のメーカーショルームへ出向いても、床や壁や照明の仕様に応じて洗面台を提案してくれる事はほとんどありませんし、設計士やデザイナーさんがいれば相談にのってくれますが、施工を依頼している建築業者の方も「工事」が主な仕事ですので、そこまでトータルに相談・提案してくれる事があまりないです。

 

造作洗面台をデザイン・製作している業者ですと、造作洗面台を考えデザインする上で洗面所の床・壁の仕様も含めて考えますので、トータルに提案いただける事が多いですので、洗面台を造作オーダーするというだけでなく、水回り空間について相談するには最適です。

 

 

 

3:デメリットであるコスト高をなんとかできないのか?

上記で造作洗面台にする上でのメリットについてご説明してきました。造作洗面台を手に入れたいと思われた方も多くいらっしゃるかと思いますが、やはりコストの点が気になるかと思います。

 

コスト安で造作洗面台を採用する方法ですが

 

①どのようにするかなどの仕様は自分や専門ではない建築業者さんや大工さんと打ち合わせて決め(簡単な図面を描き)、造作も木キャビネットなどの木部分は大工さん、設備部分は設備屋さん、鏡は鏡屋さんと、新築やリノベーションを依頼している建築業者さん達で作ってしまうという方法があります。体制、経験的に出来る出来ないがありますので、すべての建築業者さんが対応してくれるとは限りませんが、一度相談してみるのもいいかもしれません。

 

仕様決めに関しては、弊社のインテリアトピック記事の洗面台に関する記事を全て読んでいただくと、専門家でなくとも十分デザイン仕様決めできると思われます。

インテリアトピックはこちら

 

➁別の方法として自分たちでするのでなく、専門の業者に依頼するにしても、拘り個所を明確にして、省けるところは省いてオーダー造作するという事も考えれます。先ほど、「造作洗面台は一点作るオーダー品なのでコストは高くなってしまう」と申し上げましたが、「同様のサイズで収納量など同様な仕様であれば」です。例えば、気に入った置き型の洗面器と水栓でカウンター上部がホテルライク風な洗面台に拘って作り、下部は収納キャビネット無しにしてしまうとかです。そうであれば、コストを抑えることが出来ます。

 

 

 

 

4:まとめ

以上、造作洗面台のメリット・デメリットについてご説明してきました。造作オーダー洗面化粧台についてもっと詳しい事については下記記事もご参考ください。

 

 

 


 

WAILEAはお客様の理想の洗面所空間を実現するために、オーダー洗面化粧台の制作、インテリアデザインを賜っております。ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。